「ウルトラマン」第21話〜第24話

先日、ふとウルトラマンジャミラの話が見たくなり、ツタヤで該当話が入っている巻だけ借りてきました。


せっかくだからと他に入っていた話も見てみたのですが、これがなかなか面白い!
映像的としては古いし、チープなはずなのに、怪獣との戦闘シーンの臨場感が半端じゃないんです。
ウルトラマンが戦うシーンより、むしろ科特隊のマシンがビュンビュン飛んで、怪獣に攻撃するのがカッコいい。
デジタルリマスタリング処理もあってか、かなり綺麗で違和感もなく見れました。


話によってご都合主義的だったり子供向けだったりもしますが、
それはそれで「そういう話なのね」と納得しながら見れたりもして。
そんなわけで感想、いっときますか。


第21話「噴煙突破せよ」
究極超人あ〜る」の宴会芸でおなじみ、毒ガス怪獣ケムラーが登場。
紅一点フジ隊員が活躍する話で、そこが見所。
フジ隊員がカッコよくて綺麗で素敵すぎる。


第22話「地上破壊工作」
地底人と、彼らが操る地底怪獣テレスドンが登場。
サングラスをかけた地底人が高笑いしたりサングラスを外すと目が無かったりと、
恐怖感が煽られトラウマになりそうな話。
でも目をなくす特殊メイクがチャチで、目にヌーブラつけてるみたいだったのがちょっと残念。
もう少しなんとかならなかったのかと。
どうしても目にヌーブラつけてる人みたいに見えちゃって困る。


第23話「故郷は地球」
見捨てられた元宇宙飛行士、棲星怪獣ジャミラが登場。
フランスから来た科特隊員がカタコトでしゃべるのが面白い。
そんなことはどうでもいいんだけど、前後の話にも同じように外国人が出演しているのが印象的。
特にこの話は国際化と冷戦のせめぎあいで生まれたような話。
たびたび国際会議のシンボルとして画面に映る世界の国々の国旗と、
ラストシーンの後味の悪さがそれを象徴していていろいろ考えさせられます。


第24話「海底科学基地」
名前も聞いたこと無かったけどグルグル回るドリルが素敵だった、深海怪獣グビラが登場。
ライフラインが断たれた海底基地に閉じ込められ、酸素が無くなろうとするなか、
お偉いさんが葉巻を吸うのをやめさせる隊長(キャップ)がかっこいい。
イデ隊員のコミカルな要素も含みつつ、話の筋がしっかりしているSFな話。
何気にお気に入り。



こうやって書いてみると話の面白さもさることながら、人間ドラマの側面が強いことが分かりますね。
ウルトラマンであるところのハヤタ隊員はかなりキャラが薄い、というかほとんど喋らないんですが
その分他の隊員の個性が強くて、それを軸に話が進んでいるような感じ。
当時の社会背景なんかについてもいろいろ考えることができて面白いので、
また気が向いたときにでも他の話を借りてこようと思います。



夕食は昨晩作っておいたカレーライス。

もとから具沢山のカレーの上にコロッケ2個とチーズと半熟卵をトッピングしたスペシャル仕様だぜ!
大家さんから分けてもらった豚汁をすすりながらゆっくりと味わいました。