「きのう何食べた?(2)」よしながふみ

きのう何食べた?(2) 限定版 (モーニングKC)

きのう何食べた?(2) 限定版 (モーニングKC)


一人暮らしを始めて半年が過ぎた。
僕は半年前から、今もまだ自炊を続けている。
理由の半分くらいは、たぶん、この漫画の影響。


そんなわけで楽しみにしていた2巻の発売。
限定版ということでビニール製のブックカバー*1とポストカード*2付き。


料理話はあくまで物語の添え物なんだけど、
毎回料理、食事をするシーンが出てくることで物語がぐっと身近に感じられる。
親子関係、恋愛といった重くなりそうなテーマの話*3もあるけど
絶妙なタイミングでライトに仕上げて、すっきりと読ませるところが巧い。


今巻では特に料理パートのテキストが多かったから、一読した段階では読みとばしたけれど
また何度か読み返して、自身の拙い料理技術に幅を持たせていきたい。


一人暮らし、ましてや社会人ともなると
「自炊なんてめんどくさい!」「金があるから外食!」
となりがちだと思う。
でもそんな生活じゃもったいないと感じている僕が居る。
食事の楽しさとありがたみを教えてくれるこの漫画が僕は大好きだ。


ついでに蛇足。
最近よしながふみの対談集「あのひととここだけのおしゃべり」をちょこちょこ読み進めてる。
これがえらく面白いというか、発見と納得と感心の連続で非常に良い内容。
会う人会う人に勧めてたりするんだけど*4、ちゃんと読み終わったらそのうち感想でもここに書こう。


カミナリオンライン@はてな 2007-11-23 - 「きのう何食べた?(1)」よしながふみ

*1:台所に持っていって濡らしても大丈夫、とのこと。風呂でも読めるし、他の大判単行本にも使える控えめな柄なので、意外と気に入った。

*2:男二人が仲睦まじそうにしてるイラストのポストカードなんて!とかいいつつとりあえず壁に貼ってみたり。いや、いかんいかん。

*3:重くなりそうな、というのは言い方を換えると重く展開することもできる話。よしながふみはそういう重い話がまた巧いので、意図的に「回避」していることが分かる。

*4:自分はまだ読み終わってないのに!はた迷惑!