「よつばと!(8)」あずまきよひこ

よつばと! 8 (電撃コミックス)

よつばと! 8 (電撃コミックス)


「8月27日はよつばと新刊が出るから有休とってイイカナ!」
と会社の同期が言っていたんだけど、彼は本当に休んだのだろうか。


そんな待望の8巻が発売。
最近肌寒くなってきて半そでYシャツも頻度が下がってきて・・・秋。
よつばとの中でも秋が訪れてきていて今までとも少し雰囲気が違うような
そんなに変わらないような変わっているような。


印象としては、より漫画っぽくなってるという感じ。
日常を描いてクスクスという段階はもう過ぎて
イベントごとをメインに。
しかも伏線のような会話も含めつつ期待させる展開。


ギャグもキレが増してるというか、よりギャグっぽい。
「文化祭」での女子高生ループとか。
「たいふう」のラストオチとか。
思わず声を出して笑っちゃうネタが多い。


あと素敵なところといえば登場人物の意外性。
とーちゃんと虎子のカラミとか。
ひげもじゃの再登場とそのキャラクターとか。
「この人はこういうキャラクターなんだな」という
読者が勝手に捉えた位置づけをこえた描き方をしてくる。
いつもとは違う場に出たときに違う表情をするキャラクター。
当たり前のことながら作品としてそれを描いて破綻してないのが素敵。
「おまつり」ではよつばを除く登場人物すべてが町内の祭りという行事の中で
それぞれの役割を与えられ果たしているので特にその描写が顕著。


だらだら書いたけど、よつばと!やっぱ面白いわー。
まだまだ次も楽しみ。
ちゃんと定期的に出るのも嬉しいですな。