「eensy-weensyモンスター(1)」津田雅美
eensy-weensy モンスター (1) (花とゆめCOMICS)
- 作者: 津田雅美
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2007/07/05
- メディア: コミック
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四国旅行の帰りに買って電車の中で読んだ。
カレカノ完結からもう2年か!早いなぁ。
この作品の内容というかテーマはカレカノに似ていて、
学校の中で目立つ存在である二人が反発しあいながらも
お互いを理解していく過程を描いている。
だからといって変わり映えしねーな!と言っちゃうのはもったいない。
ちゃんと登場人物が違う時点でアプローチの仕方が違ってるから。
良い意味で前作の教訓を踏まえて新しい作品が描かれている。
特に5話の、同じイベントを二人の視点で描写する表現が面白かった。
最初は読者として戸惑ったけど、慣れると自然と同時に二人に感情移入できる。
対比方法としてカレカノでもたびたび出てきたと思うけどやっぱり巧くなってる。
脇のキャラクターの濃さもまた魅力になっているんだけど
ちゃんと二人の話を盛り上げるための脇役として作用しているのも良い。
単行本でいうと次の巻で終わる前提の話だからかそのへんが潔い。
とはいえどんどん濃いキャラが投入されている気がするんだけど・・・。
二巻で終わると決めて描くのは良いことだなぁと思うけど
すでに少し名残惜しくもあるなぁと感じてしまっている、そんな作品。
欲を言えばもっと七花と葉月の喜怒哀楽を見ていたい!そんな気分なのです。