「メディアとコンテンツ」最終レポート

大学で受けていた授業の最終レポートを提出。
今期はテストも無くてレポートも軽いのが多く、
なんか拍子抜けな感じで春休みに突入。


んで、レポートなんですが。
授業自体がフォークソングやらアイドルブームやらおたく文化やら、
といったサブカルチャーな内容だったので
ここぞとばかりに僕は劇場版マクロスを題材にして書いてみた。


課題内容は1960〜80年代の若者が親しんだ作品をひとつ取り上げて、
作品概要(300字)
当時の若者がどう捉えていたかを想像して論述(300字)
あわせて600字のレポート。
文字数は少ないけどその分ちゃんとまとめて書けとのこと。


せっかく書いたのでここにアップしちゃいます。


 「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」
 1984年公開のアニメ映画。テレビシリーズ「超時空要塞マクロス」の劇場用作品である。ジャンルとしてはロボットアニメとして括られるが、「アイドル歌手、上官とのラブコメ」「リアルな変形メカ」といった革新的な要素が多く含まれていた。作中に登場するアイドルを演じた飯島真里は劇中で実際のアイドルさながらのアイドルソングを歌い、主題歌は現実の市場でも人気を博すなど後のキャラソン人気の先駆けともいえる。また製作スタッフに「アニメを見て育った世代」が入ってきたのもこの頃であり、庵野秀明らが原画として参加している。
 今まで受け手であったおたくが送り手にまわり、受け手が求めるものを作ったのがこの作品である。この作品より以前ダイコンフィルムによる「DAICONⅢ」の頃からその兆候は見え始めており、SFファンを中心にアニメを取り巻く環境は確実に変化していた。顕著であるのがパロディ精神である。実在するアイドルのパロディとしてのリン・ミンメイというキャラ、実在する戦闘機のパロディとしてのバルキリーというメカなど、作り手が視聴者出身であったからこそ描くことが出来た世界。視聴者と製作者の間にある垣根が低かった時代であるからこそ視聴者もまたそれ純粋に楽しむことが出来たと想像できる。完全にビジネス化してしまった今では作りたくても作ることの出来ない贅沢な作品はスタッフとファンとの強い関係性から生まれたのではないだろうか。


改めて劇場版マクロスが好きだなぁーと実感。
特にミンメイの衣装が早変わりするシーンが好きです。
確かあの辺で「0G-LOVE」が流れるんだけど、そんなとこも良い。
あともちろんラストの「愛おぼえていますか」。
艦隊同士の総力戦のさなかアイドルが歌って踊る。
アイドルのカリスマ性が失われた今でも充分通用する説得力。


後のマクロスシリーズはテクノとかロックとか取り入れてるけど
今だったらヒップホップとかレゲエでやるのかなー。
いやー、ちょっと見たくないなぁ。