オタク男子の心意気。

最近は結構マンガ欲に駆られる日々。
なんか新しいマンガ読んでたい。
読んでなきゃヤダ。
読んでなきゃ死んじゃう。
･･･とまではいかないけどなんか読んでるな。

フラワー・オブ・ライフ (1) (ウィングス・コミックス)

フラワー・オブ・ライフ (2) (Wings comics)

すげー面白かった。
新書館っていうやおい〜でBL〜な出版社から出てるレディコミ*1。
そういう要素を含みつつ、全くいやらしさを感じない。
暗い過去を抱えてるのにサバサバした性格の春太郎、
それに懐かれるポッチャリ系で癒し系の翔太、
そんでもって美形にして末期的オタクの真島。
この三人とその他もろもろが描く高校生活がかなり面白い！
オタク描写の忠実さ*2がかなりツボで笑えるんだけど、
それだけじゃなしに心理描写が細やかで、
しんみりした話もギャップなしにちゃんと読める。
ちなみにこの人スラダンの同人誌描いてる人らしい*3。
羽海野チカといいスラダンの同人作家はものすごい金脈なのか！？
っていうか僕がそっち方面に傾きつつあるのか！？
マズイ！それは非常にマズイ！！
ああ、そういえば僕スラダン読んだことないんだよねぇー。
とりあえず西洋骨董洋菓子店も買って読んでおくか*4。

The 3名様 1 (ビッグコミックススペシャル)

THE3名様 2 (ビッグコミックススペシャル)

ファミレスで男三人（26歳）が無駄としか言えないトークを延々とし続ける。
そんだけ。
そんだけなんだけど妙に面白くて飽きずに眺めつづけちゃう。
そんなマンガ。
読みながらケラケラ笑ってるんだけど、ふと気付いて寂しくなる。
そんなマンガ。

プ~ねこ(2) (アフタヌーンKC)

先日買った「猫本」を読んでたら妙に面白かったので買い渋ってた二巻を購入。
ターゲットを絞りすぎてシニカルすぎた1巻に比べて
確かに2巻のほうが間口が広がってて楽しめるようになっている！！
だけど･･･４コマよりストーリーマンガの方がやっぱり面白い。
任侠乙女学園とかサッカー列伝とか猫まったく関係ないうえ
題材そのものがオカシイのになぜか凄く面白いマンガをちゃんと描いてください！
とはいえ毎回これでは困ってしまうかもしれないので今のバランスがいいのかも。

日本ふるさと沈没―ORIGINAL COMIC ANTHOLOGY (ANIMAGE COMICS SPECIAL)

期待してたわりにちょっとガッカリだったー。
全体的にこぢんまりとしたご当地マンガが多くてションボリ。
でも伊藤伸平とか安永航一郎とかヒロモト森一とかが勢いあって面白かった。
遠藤浩輝は短編「Hang*5」の世界観を継いだ作品を描いてて嬉しかったんだけど、
「続きは新創刊の雑誌上にて！」みたいなことが書いてあってガッカリだった。
ツルケンは相変わらずのマンガを描いてて面白かった。

そんなとこー、か。

*1:アニメやってる「プリンセス・プリンセス」も同じ雑誌だった。

*2:真島の思考がかなり面白い。あと少女漫画の名作として「カラスのごめん」「イチゴフィッシュ」「トールの腎臓」「いただけない瞳」というのが挙げられていて、全て元ネタが分かって嬉しかったことをここに記しておく。自慢にならない自慢。

*3:抜けた表情の描き方がまさにスラダンのそれ。

*4:スラダンじゃないんだ。

*5:「遠藤浩輝短編集２」収録。この人の短編では一番好きかも。