三冊買った。

講談社ゆかりの漫画家がそれぞれ思い思いの猫漫画を書き下ろしたオムニバス。
多くの漫画が猫の仕草や習性などが事細かに表現されているのが印象的。
本当にみんな猫が好きなんだなぁ。


山下和美の「天才柳沢教授とタマの生活」が特にリアルで面白かった。
寝床に猫がやってきて一緒に寝る、というだけの話なんだけどかなり共感。
僕の部屋にも朝方飼い猫のブランカがドアの前へやってくる。
開けてやるとゴロゴロのどをならしてベッドの上で僕と一緒に眠る。
それだけのことなんだけどそのプロセスを毎朝楽しんでいる。
オリジナルのほうを読んだこと無いのでこれを機に読んでみたいなぁ。


あとやっぱり「What'sMichael?」は猫漫画のパイオニアだと実感した。
猫を題材にしている意味が出てて、それだけじゃない面白さがある。
すごい。


猫は犬とは違ってかなり好き勝手やってくれるんだけど、
飼い主はそれでも猫のことが好きで理解しているんだろうと思う。
相手はそんなこと知ったこっちゃないんだろうけど、
その関係がまた素敵だなぁ、と勝手に考えている。




まだ旅立ってもいないのに

まだ旅立ってもいないのに

前に「僕の小規模な失敗」を読んで、
この人が描く漫画はどういうものなんだろう、と思って読んだ短編集。
ガロっぽい意味の分からなさ*1と現実味*2が混在していて
いい感じにマッチしている気がした。
「青春・夢・挫折・その他」っていう話が一番好き。
やろうとしていることは「僕の小規模な失敗」と似ている気がする。
でもそれをフィクションとして描くことで激しい主張になってる。




ドージンワーク (1) (まんがタイムKRコミックス)

ドージンワーク (1) (まんがタイムKRコミックス)

同人業界モノ4コマ。
いかにもなおたくネタモノっていうとなんとなくキャラ構成が
決まってきちゃう気がするんだけど、これはその定石からまるで外れてて良い。
ジャスティ*3の人気が高いのも頷けるなぁ、
と思いつつ二巻の表紙がドンと顔のドアップっていうのはどうかと思う。
いいと思うけど。




あと6月24日に出るコミックファウストを買おうか買わまいか思索中。
上遠野浩平が書く「マーズ」のノベル版が一番気になるというね。
竹の4コマがたくさん載ってたら「わーい」って言って買ってたかも。

*1:僕はガロをあまり知らないけど、理解できなさそうな感じがする。

*2:イラストタッチなんだけどファッションにこだわっている感じとか

*3:美形キャラ。変態。本名。