「終わらない日常」と「ユートピア」の話。

ちょっとカルトというか、気持ち悪いことを書きます。
勝手で独りよがりな思春期の妄想です。
嫌な気分になったらごめんなさい。
あと思ったことを次から次へと書いているので
支離滅裂でまとまりがない文章です*1
でもとりあえず文章にしたかったので書いておきます。




とりあえずここ一週間にあったことを、
これから書くことにまつわる部分だけ抽出。


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  先週の土曜は「健康の科学」の最終レポート、
  「アニメ、映画、小説などフィクション作品の登場人物の精神分析をせよ」
  という課題のネタを何にするかダラダラ一日中考える。


  ネタにするにはでか過ぎることを理解しつつ、
  とりあえず手持ち無沙汰に「AKIRA」を読む。
  数日後読み終わる。


  水曜日、全面的に自分の過失で財布を落とし、紛失する。
  悲しもうにも自分のせいであるのは明白で、情けなくなり絶望にくれる。
  日記に書いてみんなに慰めてもらうことより
  その情けなさを噛み締めて頑張ろう、と心に決め、早めに就寝。


  木曜深夜、眠れなかったので「健康の科学」のレポートを
  何の作品にしようか考えつつ
  なんとなくマンガ版「風の谷のナウシカ」の一巻を読む。
  (やはりネタには出来ないと理解しつつ)


  金曜夜、金曜ロードショーで劇場版「風の谷のナウシカ」を見る。
  全然そんな情報は知らなかったので、偶然に驚きながら最後まで見る。
  そのまま就寝。


  今日土曜、マンガ版「風の谷のナウシカ」を最後まで一気に読む。


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と、まあこんな感じ。
加えて最近はホリエモン事件に関して「終わらない日常に生きる」とは
どういうことかを考えていた。
東浩紀の言う「終わらない日常」とは、
麻原の言うように「最終解脱によるユートピア」を求めて殉教するのではなく
それに比べてつまらないかもしれないけど普通の日常を送ることである。
僕はその意味を理解しつつもどこか実感らしい実感がなかった。
ちなみに今回のホリエモンは、
「ネットを使って儲けてオレハッピー、ついでにみんなもハッピーなユートピア」を
実現させようとしていたのではないかと思う。


まあ、そんな「ユートピア」が現実に存在するのであれば
みんな行きたがるのは当然であるが
そうはいかないのは正常な人間であれば分かること。
でもあまりにも空しい「終わらない日常」を続けるなかで夢も見たくはなるもの。
夢を夢で終わらせないととんでもないことになってしまう。


だけど、マンガの中ではその夢が生き続けることが出来る。
多くのマンガのなかで「ユートピア」が描かれる。
冒険活劇だったり、ハーレムだったり、あらゆるカタチの夢が描かれる。
悲劇も描かれるが、あくまでフィクションの話である。


今週は超大作漫画を二作読んだ*2
その間に財布を落とした。


漫画の中ではもっととんでもないことが起こっていた。
金田は超能力者たちによって崩壊したネオ東京に自分たちの国を作った。
ナウシカ腐海のシステムに逆らって汚染された世界でも生きることを選んだ。
つくづく財布を落としたことが「日常」であることを思い知らされる。


でも僕にとっては大問題であり、なんとかしないと生きていけない。
財布を落とすなんてことはその瞬間は非日常的で悲劇的なイベントだけど、
それは結局、「日常」の中のどーでもいい一コマだ。
非日常ではあるけど現実に起こっていることであり、
お金だけじゃなくて免許やらカードやらいろいろなんとかしないといけない。
正直痛手だし泣きそうであるけど、なんか生きてる実感みたいなのがあった。
悪いのは全て自分であっただけに「こんなことじゃいかん」と思った。
日常にはこんなこともあるけど、こんなことがあるからこそ頑張らなくちゃいかん。
現実には財布落としたり課題があったりとかろくなことないけど、
それでもなんとか生きていかんといかん。


っていうかこんなもの書いてるヒマがあったら課題やれって言う話だ。
そのまえに部屋を掃除しろっていう話だ。
考えるより行動しろって話だ。


ナウシカは「人間にとってもっとも大切なもの」が「音楽と詩」である世界に
生きることを選ばなかった。
西島大介は「土曜日の実験室」の書き下ろしとあとがきで
それに対する答えを書いてるんじゃないかと思った。


話が少し変わるが西島大介の「凹村戦争」と「世界の終わりの魔法使い」は
主人公が日常から非日常へ飛び出しちゃう話だ。
前者では主人公以外は日常に生きてて、
後者では主人公が日常を壊す。というか消滅させる。
このへんがまた面白い。
ちゃんと考えよう。
閑話休題


そんなわけでいろいろ考えてたら健康の科学のレポートに書く話じゃなくなった。
何について書くかは金曜の昼に大体目星をつけていて、
なるたる」か「王立宇宙軍オネアミスの翼」で書く予定。
前者であれば人類の浄化によるユートピアな話もついでに書いちゃうかも。
生態系至上的思考が顕在してるから*3


今日はずっとこんなことをしていたわけではなく、
母がヤフオクを始めるというので画像アップロードから
タグ打ちまでいろいろ教えたり親孝行をしていたんですよ。
と、自分と世間に対してちゃんといいわけをしつつ。
さて、明日はちゃんと現実に生きるぞー。

*1:これはいつものことかもしれないけど。

*2:AKIRA」は中学のときに初めて読んでその後も何回か読んでる。「ナウシカ」はいつも途中で止まってた。全部読んだのは今日が初めて。そうりんに「ちゃんと読めよ!」と言われていたのでここで報告しておきます。「読んだよ!」

*3:夏目房之介が著書「マンガと『戦争』」の中でナウシカのそれについて言及しているので、ちょいと拝借して。