冬休みの友

ここ数日キミを悩ませている「夏休みの友」とやらはそんなに大切な友達れすか
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北道正幸「プ〜ねこ」

僕は家電と餅が冬休みの友。
クリスマス連休はバイト。
明けて27〜29日が家の餅つきの手伝い。

餅つきは毎年イトコが手伝いに来て賑やかで面白い。
最近は無洗米のもち米なんてものまで出てきて非常に便利な世の中になったものだ。
詳しい作り方に関しては「メイキングオブおもち*1」を参照していただくと
いかにオートメーション化された素晴らしい労働環境か、分かって頂けるだろう。
人間がすることと言えば
「10kgの米とたっぷりの水が入った桶を運ぶこと」や、
「何度もセイロを担いで降ろしてを繰り返すこと」や、
「あつあつのお餅を素手で袋に投入すること」くらいなのである。
皮肉っぽい英文みたいにまとめてみた。

そんな三日間がなんとか今日で終わり、30日が休みで31日バイト。
年始もちょこちょこバイト。
バイトくんだな、こりゃ。

そんな中「片付け軍曹」の二つ名をもつイトコ監修のもと部屋掃除をした。
彼は片付けのためならば何でもする男だ。
　彼「この服着る？」
　僕「着ない*2」
　彼（〜ゴミ袋にぶち込む〜）
そんな彼のおかげで片付けるどころか模様替えまで行うことが出来ました。
個人的にはまさに「なんということでしょう！」な出来映え。
カリスマ軍曹だ。
もう特進だ、曹長だ、曹長。

今朝は横浜で下宿してた兄も帰ってきた。
お土産はマンガと、マンガ＋文章の短編集と、マンガの画集。
「Qコちゃん 第2巻―The地球侵略少女 (マガジンZコミックス)」
「土曜日の実験室―詩と批評とあと何か (Infas books)」
「F.S.S.DESIGNS 1 EASTER;A.K.D.」
感想は下に分けて書いてみたり。

そんな毎日です。
今なら部屋が綺麗なので、来るなら今です。
あ、でも大体バイトしてます。
あと年末年始はなにかと忙しいかもです。
コの付くアレじゃないことは確かです。

以下、マンガやらのデータ詳細とちょっとした感想とか。

Qコちゃん 第2巻―The地球侵略少女 (マガジンZコミックス)

苺ましまろのキャッチフレーズで「かわいいは、正義！」ってのがあるのね。
んじゃあ「かわいくないのは、悪！」なのかー？
と漠然と考えてたことがあって、そんなことを考えながら読んだ。
かわいくないものは出てこないけど*3、かわいいものは出てくる。
1巻では世界観があまり明確じゃなくてキャラ紹介みたいな感じだったけど、
2巻で敵と味方の構図とかどういう関係なのかってのがわかった感じ。
でも打ち切り。
本当にブッツリ切れてて、変な気分になった。
前にネタにしたときに連載再開を望むっていう書き込みがあったけど、
その気持ちが分かる。
某所で読んだ感想及び考察があまりにもよく出来ていたので
書くことがなくなってしまった。

土曜日の実験室―詩と批評とあと何か (Infas books)

まだあまり読んでないんだけど、面白い。
西島大介の漫画は漫画だけど批評的要素が強く含まれているものがメイン。
で、そのメインの活動を一冊の本にしたのがこれ。
漫画だけじゃなくて批評文とかインタビューとかイラストも載ってる。
一見全部ぶちこんだだけに見えるけど、それが一番いい方法だと思う。
西島大介は批評なのに読ませる楽しみを持たせて作品にする。
漫画の中ではキャラクターに自分の考えを喋らせて、
複数のキャラクターが会話や討論をする中で結論を出す。
文章はもっと簡潔で言いたいことをハッキリと書く。
これらの作品をあわせて読むと、すごく面白い。
っていうか西島大介っていう人が面白い。
今この本の中の「Qコちゃん」の感想を読んで、なんか困った。
僕は流されやすい性質なのでダメだ。

F.S.S.DESIGNS 1 EASTER;A.K.D.

FSSの一番新しい画集。
画集っていうか設定資料集っていうか最新情報誌っていうか。
FSSのこういう本はたくさん出てて、
初めて読んだんだけど、イラストいっぱいですごいなぁ。
文章も読むつもりだけどやたらたくさん載ってるしなぁ。
イラストの初出年とか出てるのがすごいいいなぁって思った。
リアルタイムでおっかけてないので、どれが新しいイラストなのかわからん。
見たことないイラストでも何年も前に描かれたやつだったりするし。
自分の中で作品世界をきっちり作り上がるのが楽しい漫画だなぁと改めて思った。
終わらないジグソーパズルみたいな。
あ、今いいこと言った？

*1:http://www.tees.ne.jp/~ys1953/moti.htm

*2:正確には僕のセリフには全部前後に「サー！」がつく。

*3:かわいいものとの対比としては。