朝日新聞土曜版「ヴィレッジヴァンガード社長インタビュー」

前にマキシゲとバイトの話してて、
バイトで生活してるフリーターは歳くったらどうなっちゃうんだろうな
とか話してるときに
ヴィレッジヴァンガード(以下VV)のバイトは若くないと成り立たないよな」
という話になった。
そもそもあそこはどういう風に成り立ってんだろうねーとも話してて、
バイトが好き勝手出来る感じだよねーとか言ってた。


そんなVVの社長のインタビューが朝日の特集で載ってたのでじっくり読む。
それによると、

「店長はバイトあがり」
店の雰囲気を気に入った客がバイトを始めて、
そこから店長になる。
仕入れは店長の好み。
求人はしないらしい。
マニュアルもない。


「社長は57歳。創業は1986年。」
各店舗の方針には口出ししない。
ジャズが好き。


「収入は雑貨がメイン」
「ベストセラーに頼らない本屋には利益率の高い雑貨が必要」
とは社長の言。

以上、僕が「いいなぁ」って思った部分を要約させてもらいました。


一見破天荒な企業に思えるけど、
これが成功してるんだからスゴイ。
規模がデカくなればなるほど運営は難しくなるだろうけど、
人材育成に相当力を入れているらしい。


マニュアルなし、ってとこには驚いた。
働いて伝えていくシステムらしい。
接客態度の面では難しいことが多いらしいけど、
会社の方針としてなかなか出来ることではないと思う。
それだけ店舗を信頼しているというか。


雑貨がメインっていうのは言われてみればそうだなぁと思う。
だって明らかに本を売る気がない感じはするもん。
ってかVVで本買わないしなぁ。


冒頭の部分で取り上げた「VVのバイトは若くないと」
っていうのは意外と間違った見解かもしれない。
上から下までフォローできるバラエティに富んだ人材を
店舗に揃えておくことが売上の増加につながると思ったからだ。
社長が57歳っていうのがそれを象徴してる気がする。


僕はVVっていう店を「雑誌」として捉えてるところがある。
従業員が編集者で、編集者がオススメしたい商品を紹介する場所。
VVという雑誌が商品を紹介しつつその場で売っちゃう、みたいな。
そこに置いてある実在の雑誌は、
「その場で読んでそこにある雑貨を買ってってくれ!」
みたいなところがあると思う。
そんな感覚で捉えている。


そこで重要なのはやっぱりリアルタイム性で、
記事をいかにスピーディに更新してくかっていうのが
問題になると思うんだけど、豊橋のVVはそのへんがダメだと思う!!
まあときどき店内のレイアウトを変えたりするんだけど、
POPなんかは全然更新されないし。


まあ僕は基本的に漫画と模型誌とゲーム誌のとこしか行かないんだけど。
そもそもそういう客は相手にしてないのかしら?
考えてみればぼかぁ雑貨も本もあんま買わないしなぁ。
いや、でもVV自体はスゴイ評価してますよ!!
でもでもあの店を経営するんだから
店長にはもうちょっと頑張って欲しいなぁ、なんて。