1980
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2004/07/07
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昨日の話題はこれのための伏線だったのです!
ウソです!思いつきで書いてました!
でもやっぱ1980年ってのに興味ひかれたのは事実。
そんな理由でレンタル。
いや、それだけじゃなく。
劇団ナイロン100℃のケラリーノ・サンドロヴィッチが監督やってるから。
ナゴムとか、当時の風俗を語るうえで何かと出てくる名前なので。
ってか名前は散々聞いたことあったんだけど、
実際に仕事を見たのは今回が初めてだった。
話はというと1980年を舞台に繰り広げられる、
哀れでバカな三姉妹*1の話。
テクノとかアイドルとか16mmフィルムとかノーパン喫茶とか。
とにかく1980年。
見始めたらいきなり、
昨日取り上げた「東京ガールズブラボー」みたいな展開が!
ってかまんま!?パクリ!?それともオマージュ!?
と思ったらエンドロールで「協力:岡崎京子」の文字が。
そりゃそうでなきゃオカシイよなぁ!
そんくらいのリンクっぷり。
そんな描写が全編にちょこちょこ出てくるし。
というかまるで岡崎京子の漫画見てるみたいな感じも。
みんな感情的で。
周りはダメ男ばっかで。
それ以上に女もダメで。
まーそれが味なんですが!
あと俳優が良かった!
女優としての犬山犬子を初めて見たけど、やるね!
本領発揮だね!
もうオカシイったらない。
脇をかためる人達もなにげに凄い人ばっかだし。
そーんなこんなで見てたら映画の「恋の門」も
こんな感じの印象だったなぁと思い出す。
演劇畑の人の映画だと先入観を持っているせいかもしれないが
似たようなテンションは確かにあると思う。
独特の間とか。
いきなり盛り上がったりするとことか。
ドンと落とすとことか。
演劇に無知なのでなんとも言えないけど
そんな印象。
そういう意味では映画でなく演劇で見たらもっと面白かったかもなぁ、
ってな気にもさせられる。
演劇の人の映画は映画だから出来ることをやるものなんだけど、
演劇の手法もふんだんに使われるから
それが生かされないこともあると思う。
そう思うとちょっともったいない気もする。
そんな感じで人には薦めないけど個人的には楽しめた映画だった。
あとどうでもいいけどプロデューサーに大月俊倫の名前があった。
全然関係無い話になるけどアンチなんだよなぁ。この人。
なんか気に食わないというか。
仕事人としては凄い人だと思うけど、ビジネス的すぎるというか。
フリクリのプロデュースのときに
「もうTVアニメはやらないと思う」とか言いながら
いまも数本*2やってるし。
日和見的というか、都合がいいというか。
気に入らないけど気にしてしまう。