迷宮物語
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バイトが終わったあと祖父母の家にてNHKハイビジョンで鑑賞。
昨年の年末に祖父母がソニーのデカイ液晶を買って
その流れでデジタル放送が受信できるようになったのです。
この綺麗な画面でなんかアニメ見たいなーと思ってたら
ちょうど迷宮物語をやるっていうんでわざわざ時間を作って見てみました。
内容は・・・正直ほとんどよく分からん!(笑)
監督別オムニバス三作でメモリーズみたいな構成で
りんたろう、川尻善昭、大友克洋の三人の作品をセット。
大友克洋の「工事中止命令」は機械と人間の支配関係の逆転の喜劇。
短編でもたびたび描かれるモチーフ。
映像的にも派手。
重機がグワーって動くのは男の子は大喜び。最高。
ストーリー、世界観もちゃんとしてて展開も分かりやすい。
これは単純に面白かった。
でも他の二編はもっと暗い感じで、しかも内向的。
りんたろうの「ラビリンス*ラビリントス」は
つげ義春の世界みたいな気持ち悪い昭和の町並みを舞台に
少女と猫がピエロに誘われてサーカスへ・・・。
というサイレント映像*1。
やたら透過光を使うのは当時の流行なのかなーと思った。
よく分からんまま刺激的な映像が流れていく印象。
川尻善昭の「走る男」は
未来のレースで極限状態が続いてぶっ飛んじゃった男の物語*2。
これも映像の刺激が先行してて話は単純というか感覚に頼った話だと思う。
そんなわけでよくわからん話がほとんどだったんだけど、
作品が作られた1986年当時のことを考えると
実写ではこういう映像を作ることは出来ないだろうから
アニメの可能性を試した作品なんだろうと思う。
でも映像ありきの物語という印象であまり面白くなかった。
アニメはその表現手法の追求に燃えたりもするんだけど
それでもやっぱりなんでその表現に燃えるかというと
それはそこに行き着くまでの物語の展開があってこそで
その演出効果としての映像技術だからこそ燃える。
そんなこんなで改めてアニメの奥深さを考えてた。
「迷宮物語」のあとは「ミニパト」もやってたのでついでに見た。
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やっぱデカくて綺麗なテレビで見ると一味も二味も違うね!
ていうか音が良くてビックリした!
新しい作品だしね。
あと今回やっと内容をちゃんと理解したことに気付く。
今まで映像表現ばっかに気を取られてて話半分で聞いてたみたい。
可愛いだけじゃない内容の面白さがあるよ!これ!