トップをねらえ2!第6巻

見ました!
完結!!


面白かったけど、素直にそう言えないんですよにゃー。
以下はちょっとした不満も交えた感想!
読みたい人だけ続きをどうぞ〜。


「トップ2」は、予備知識が少ないとかなり多くの部分で「?」が発生する問題作。
この予備知識っていうのが難点で、大別して3つ。


1.一般的な科学知識
2.SF的発想・思考の源になるSF知識
3.前作「トップ1」の知識


こういうベースがあるととても面白く楽しめる作品かと。
つまり、おたくのひと。
この『楽しむための難易度』は「トップ1」のそれと比べてかなり高いと思う。


ラストシーンには鳥肌が立ったしそこまでの展開も面白いと思うんだけど
どうしても「分からない」「理解し切れていない」ことが引っかかってしまって
スカっと楽しくみることが出来なかった。


「トップ1」ではひっかかる部分があっても「まあいいか!」って笑い飛ばせるオバカ要素があって
むしろ「それでいいじゃん!」っていう風に作ってあったと思うんだけど、
今作ではそれがどうしてもひっかかってしまう。
笑い飛ばせるようなオバカ要素が少ないのだ*1


それから今作のオバカ要素のほとんどは前作に由来するところが大きい。
そういう部分も勿体無い気がする。
一巻を見たときに「トップ1」を軸に「フリクリ」のノリを被せてくる荒ワザが見れると
期待していたのが肩透かしを食らってしまったと言う感じか。


ひっかかってしまう部分をなんとかする方法がないか、というと実はある。
公式サイトにストーリーを理解するために必要な設定資料が公開されている。
でも、読めば理解して楽しむことが出来るんだけど、そこまで至れり尽くせりでいいの?
というか公式サイトまでが作品の一部なの?
そういう時代っていうことなのかなぁ。


ちょっと話は変わるけど読者応募キャラ&メカっていうのもどうかと思った!
なんでマジメに応募しちゃってるのか!
むしろそこはスタッフが内輪で勝手にキャラだのメカだの作って
「ひぐちしんじくん(41さい)の作品」
とかそういう風に扱ってくれれば良かったのに!
ってかそれぐらいの扱いだったしなぁ、応募キャラ。


個人的にはもっと分かりやすく笑えて感動できる方が良かったなぁ。
いやー、なんやかんや言ってるけど要所要所でツボを抑えてて確実に燃える展開だし、
見てるときは普通に楽しんだんだけどねー。

*1:無いことは無いけどスカシてる感じというか。大阪と東京のノリの違いなのかも?