ハチミツとクローバー

観てきた!
もー全然期待せずに観に行ったんだけどこれがなかなか!


でも漫画のファンはある程度覚悟していったほうがいいかも。
映画としてはテーマを絞ってストーリーに骨がちゃんと出来てて
とても面白かったし笑いどころもちゃんとあったんだけど
羽海野チカハチクロではないことは確か。
あの人の漫画にはあの人でしか出せない味があって、
それをあえて再現しようとしなかったのがこの映画が成功してる点だと思う。


漫画にはかなりキャラ萌え要素があって、
男キャラ3人は羽海野チカが最も萌える3タイプの男子が選ばれてる、
とインタビューかなんかで読んだ。
それを映画で表現しようとするとそりゃーもう見せ場たくさん作らないといけない。
それにキャラがぶっとんでるから実写でやるとオカシくなっちゃうとこもある。
そういうところをうまいこと誤魔化して別のところで笑いを取ろうとしてるのが良い。


あと菅野よう子の音楽が良い。
改めて漫画に足りないのは音楽だなー、と。
ボーカル曲も多く使われてたんだけど、どれも変な感じじゃなくて
場面にしっかりと合った曲が使われてたと思う。
女性ボーカルは及川リンて人らしい。
名前も初めて聞いたけど、いつもどおり透明感があって素敵な歌声の人を使ってた。
なんか良い感じかも。
エンディングのスピッツ、嵐も爽やかで良い感じ。


細かいところで言うとはぐの絵を描いたのはMAYAMAXXだとか。
芸術だから意味わかんねー!って感じじゃなく、かなり効果的に使われてて面白い。
っていうかその辺の分かりやすさが映画っぽいなーとも。
僕は分かりやすくて上等だと思います。


あとは山田さんが原作どおり元気いっぱいで可愛かったことが嬉しかったですかね!
そんくらい!以上!