ハウルの動く城

昨日G氏と見に行ってきた。
語る価値のあるいい映画だったと思う。


ある意味「セカイ系」だなぁ、
っていうのが結構僕のなかで結論になってる。
全てはハウルとソフィーの恋物語を描くためのものであり、
壮大な設定、世界観も別に物語を理解するためだけなら
通して見れば十分理解できる範囲で、
そういう意味で細かい部分はあんまり意味がない。
例えばどこの国とどこの国が戦争してるだとか
どのようにして魔法と科学が共存してるか、など。
こんなことは別に気にする必要がないのだ。
だからと言って疎かにされているわけではなく、
掘り下げれば掘り下げるだけネタが出てくるし解釈も変わる。
原作読むのも面白いだろう。


でも宮崎駿セカイ系っていうのもあんま結びつかないかも。
あんまそういうのは今までなかった気がするし。
でもナウシカと同じようなものを作ろうとしているニオイも
ところどころで強く感じた。
(って僕ナウシカ原作読んでないんだけど。)
コンセプトアートをまんま動かしてる感じのアニメで、
これがやりたかったんだなぁ、って感じ。
その部分はアニメっていうか絵物語って感じだったけど、
あれはあれで好き。


1回でも十分楽しいけど、
やっぱ何度か見直したいアニメ。
いろいろ自分なりの解釈で理解して、見ると
また感情移入もしっかり出来て面白い映画になるだろう。