中川家ん

深夜何気なくテレビを付けていたら「中川家ん」に、
僕の敬愛する岡田斗司夫が出てきた。
いつもは大阪の芸人が自分の人生を振り返るみたいな
構成だった気がするんだけど、なぜ？と思いながら見る。

おたくの話もしつつメイントークは家族の在り方について。
「じゃりん子チエ」と「巨人の星」と「クレしん」の
三家族を比較しながら家族像の変遷を語る。
岡田氏と言えば「フロン」という著作の中で家族について
言及しているだけあってさすがまとまった意見を持っている。
突飛でつっこみどころはあるが、それだけに聞いてて刺激があり
妙な視点からの面白い意見が多い。

これに対して吉本勢もただ聞いているわけではなく、
どんどん自分の意見を出す。
セットが学校のようになっている番組で、
まさに学校の討論会みたいな雰囲気で白熱していた。
中でも特に面白くて説得力があったのがホンコン。
意見を受け入れつつ自分の考え方を述べ議題を展開してく姿は
僕の知っているダメなホンコン*1ではなくカッコよかった。

見ていて大変タメになる良い番組だった。
もともと関西人である岡田氏も関西弁で喋ってて馴染んでたし。
「フロン」も一回ちゃんと読んでおかないといかんなぁ、と思った。

*1:ダメなホンコンも大好きだけど。若手芸人にいじられて困るホンコンとか。